さまよえる令嬢

暴漢に襲われたケリーを救ったのは、ジョン・エドモンズと名乗るタキシード姿の紳士だった。
誠実な態度と熱いまなざしに、彼女は直感した。
彼こそ運命の男性――私がずっと待っていたナイト。
やがてケリーは非情な現実を知る。
兄の不審な死の調査のためフェニックス結社を訪れたところ、ジョンが結社の腕利きエージェントであり、任務でケリーを監視していたとわかったのだ。
甘い言葉も燃えるような口づけもすべて偽り……。
怒りと涙が込み上げ、彼女は絶句した。
これが本当にわたし?ペイジは鏡にうつったゴージャスな女性を見て驚いた。
婚約者のデヴィッドを追ってカンヌを訪れたペイジは、偶然入ったブティックで謎めいた美女と知り合った。
彼女はペイジに同情したらしく、官能的なドレスを見つくろってくれたのだ。
きっとデヴィッドも満足してくれる。
私と距離を置きたがる彼だけど、この姿を見たらきっと……。
だが店を出た瞬間、ペイジの妄想はストップした。
リムジンが突進してくる。
助けて!彼女は車内に引きずり込まれた。
「堕落したルシファーは大天使のなかで最も美しい」パトリックを見たとき、マギーの脳裏をよぎったのはその言葉だった。
警察一家に育った彼は、オーロラ市警でも一流の刑事だ。
だが汚職を働いているのでは、というやっかみ半分の噂があとをたたない。
だからこそ、マギーは彼の身辺調査を上司に命じられたのだ。
「きみとは相性が悪い」「きみが嫌いなんだ」けんもほろろな態度に、マギーは怒りではなくうずきを覚えて驚いた。
まさかわたし、ターゲットに恋してしまったの?顔は童顔でかわいいのに、体はグラマーでセクシー、クラスの男の子たちの視線を集める三宅優里はホントは男の子と手もにぎったこともない、ウブな女の子。
ところが、ある時優里の頭の中にエッチなシーンが突然浮かんできて、それがその通りになってしまった!! エッチであぶないシーンばっかり予知夢が見えるようになっちゃった優里の運命は!?お姉ちゃんの子供の面倒を頼まれた八尋は、赤ちゃんの扱い方がわからず、優里に助けを求めた。
泣きやまないコウちゃんの面倒を見ているうちに、最終電車がなくなった優里は、八尋と一晩一緒に過ごすことに…。
新婚さんみたいで、何だかいい雰囲気。
その時、優里の頭に八尋とベッドで抱き合っている予知夢が! 今夜二人は結ばれちゃうの!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60012163